taiga_kuesel’s blog

明日から使える心理学について発信しています。

【パーソナリティ心理学】今の自分の固定観念を変えて、人生楽に生きたい人に見てほしい。

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この記事を読むことで、生きにくかった世の中が生きやすい“楽”な世の中に変わる事でしょう…。

初めまして!こんにちは、こんばんは。
この度は、本記事を読んでいただきありがとうございます!

 

はてな初投稿です!
最後まで読んで頂けると幸いです😆

僕の住んでいる宮古島も、だんだんと寒くなってきました。
気温18度で寒いと言っている僕は、沖縄を出たら生きていけるのでしょうか!?

まあそんなことはさておき、本題へ行きましょうか!

 


今日の記事は、
他人の行動をどう見るかについてです。
自分の固定観念を変えたいけど、なかなか変えられない…。そんな他人を見る目を変えたいと思っている方へ向けて書きました。

👓

他人の行動を解釈する3つのアプローチ

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まずは想像してみましょう。
例えば、
ある日の仕事帰り、あなたはステーキ屋さんへ夕食を食べに行きました。
隣の席には男性の2人組がいます。そのうちの1人(若い男性)が、運ばれてきたステーキを「焼き加減がよくない」と言ってウェイターに突き返しました。これで3度目です。この行動を見て、あなたはこの男性にどのような印象を抱くでしょうか?

ここでとれるアプローチを3つあげていきます。

 

【パーソナリティの特徴】

1つ目は、その若い男性のパーソナリティの特徴(自己主張が強い、外向的、感じが悪いなど)を思い浮かべることです。
だいたいの人は、この「特徴」でしかアプローチをしません。
それもそうです。その男性とは初対面で、あなたは彼のことを何も知りません。人は外見から第一印象が決まってしまうように、行動でも同じことが言えるでしょう。
初めて見たその男性の行動こそが、あなたに与える第一印象になることは、すごく当たり前のことだと言えます。

 

【パーソナルプロジェクト】

2つ目は、ステーキを突き返した若い男性と、同席していた年配の男性(恐らく彼の上司)とのやりとりを観察して、若い男性に「肉の焼き加減に不満がある」以上に何らかの意図があったと推察することです。
つまりその若い男性は「パーソナルプロジェクト」と呼ばれる、自分自身にとっての大切なプロジェクト(同席している上司らしき人に自分は相応しいものしか受け入れない人間であるという姿勢を示す、感心させる、など)を遂行中なのかもしれません。
このアプローチをとってみると、先ほど抱いた彼への印象が少し変わった気がしませんか?

 

【物語】

3つ目は、ステーキを突き返した男性の行動を説明する「物語」を作ることです。例えば、
「彼がこんなにも苛立っているのは、仕事、又はプライベートでひどく落ち込む出来事があったからなのかもしれない。重大なミスをした…、恋人に振られた…など。だから彼の好きなミディアムレアが分かっていないウェイターを非難しているのだ」と想像するのです。

では、これらのアプローチがあることが分かったところで、この3つを組み合わせてみましょう。例えば、
「隣の席の男性はとても偉そうで、感じの悪い人だ。だけど、昼間に何かあったのかもしれないし、同席している相手に何かアピールしようとしているのかもしれない」という感じです。

このように、様々な角度からアプローチをかけて他人を解釈してみると、あなたがパーソナリティをどのようにとらえているかについても、多くのことが学べるはずです。

しかし、このような解釈を他人にする場合、相手の「特徴」「パーソナルプロジェクト」「物語」などは、あくまでこちらの想像であり、事実に基づいてはいませんので、どのアプローチをかけようと、決めつけるということはしてはいけません。

ですので、彼が上司を感心させようとしているのか、あるいは単に苛立っていただけなのか、確かな情報が無い状況でレストランでの彼の振る舞いに対して、感じの悪い偉そうな人とだけ決めつけることは公平ではないと言えます。

あなたが他人をどう解釈しようが、それは直感的な推察によって、「あの人はああいう人間だ」ということを説明しようとしたにすぎないのです。

最後に、こようなアプローチをかけて他人を解釈するメリットを紹介して、今日は終わりにしようと思います。

 

様々な解釈をするメリット

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先ほど紹介した3つのアプローチ「特徴」「パーソナルプロジェクト」「物語」を使って他人を解釈するメリットは、対応できる人間が増えることです。

どういうことかというと、例えば先ほど例に出てきた男性。この記事を読む前に実際に遭遇していたら、恐らくほとんどの人は「特徴」でしかその男性を解釈出来なかったはずです。しかしそこに「パーソナルプロジェクト」や「物語」を加えて解釈してみるとどうでしたか?少し共感できるところもあったんじゃないですか?苛立ちの原因や、同席者へのアピール。自分に置き換えてみると、「同じ行動をとった」いう人も少なからずいるはずです。

また、このように1つの事柄に対して複数の解釈を同時に行うことで、自分の想像で作り上げた人物と実際に出会ったとき、「こういう人には、こう対応をすればいい」など、いちいちその人の行動に悩むことが無くなるのです。

つまり、他人を見る目が変わるということです。1つの考えに執着せず、様々な可能性を考え、想像する。そうすることで今よりも、もっと柔軟かつに他人を解釈することが出来ます。
今の固定観念に縛られず、様々なアプローチをストックしておくことが出来れば、きっと楽に生きることが出来るはずです。

 


最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
あなたの明日からの人生がもっと楽しくなりますように(^人^)

 

 

参考文献
自分の価値を最大にする ハーバードの心理学講義
                 ブライアン・R・リトル著